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そらいろスパ日和 宙のてのひら物語 Story07

島の風に吹かれながら「気づく力」と「手のひら」の感性を育てていく、
新人セラピスト・宙の小さな成長物語。『そらいろスパ日和 〜宙のてのひら物語〜』がWEB上でスタート。忙しい毎日で少しだけ疲れた時に、そっと覗きにきてください。心も体も優しくほどけるような、そらいろの便りをお届けします。

今日のお話は、スチームとハーブの香りに包まれる“ハマム浴”がテーマ。

リアルサロン エアリースパの“温活デトックス三姉妹”の長女としても活躍するハマム浴について、宙ちゃんが届ける、ふわっと優しいスチームの時間。心と身体が、じんわり緩むその理由とは…?

『そらいろスパ日和』Story07「若竹色: ハマムとハーブの香り」

ある日、宙が朝の空を見上げて、ふとつぶやいた。

「ハーブの蒸気に包まれると、なんであんなに心までほどけるんだろ…」

スチームするブレンドハーブを手のひらにとってみる。石垣島の月桃やシークァーサーをはじめとした乾燥ハーブたち。

そして、
エアリースパの奥にある、あたたかなブラウンのスチームベッド。
そこに寝転ぶと、石垣島のハーブたちが、ふわぁっと優しい蒸気になって
全身をやさしく包み込んでくれる。

「ハマム浴ってね、横になって受けられるから、
そのまま夢見心地になる人も多いんです。でも途中で熱さと汗で起きちゃいますけど」

そう言いながら宙は、準備された専用パジャマを広げた。

**“温活デトックス三姉妹”**の長女・ハマム浴さんは、
サウナみたいにたくさん汗をかくけど、
その汗は、どこかやわらかくて、施術後は
タオルでさっと拭くだけで、心地よい肌に戻る。

「汗をかくって、身体の内側が目を覚ますみたいで、毒素が全部でたみたい」
施術後、お客さまがポツリとこぼしたその言葉が、宙の胸に残った。

香り、温もり、めぐりの力。
ハマムを受けた後の身体は、ふわっと緩んでアロマトリートメントも届きやすい。

宙はそっと、てのひらを胸にあてた。
あたたかさは、ちゃんと届いてる。
そして、また明日も、誰かをあたためてくれる——。 つづく。

⸻次回Story08は二週間後6・22に公開予定です。その間に手のひら散歩(コラム)の発信はちょこっとあるかもです。ゆるく更新していきますのでよろしくね!

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