サロンニュース

そらいろスパ日和 特別編『夏の”自律神経疲労”が冬の不調を招くメカニズム』

島の風に吹かれながら「気づく力」と「手のひら」の感性を育てていく、
新人セラピスト・宙の小さな成長物語。『そらいろスパ日和 〜宙のてのひら物語〜』がWEB上でスタート。忙しい毎日で少しだけ疲れた時に、そっと覗きにきてください。心も体も優しくほどけるような、そらいろの便りをお届けします。

『夏の”自律神経疲労”が冬の不調を招くメカニズム』

こんにちは。『そらいろスパ日和』の、宙です。

今回は、夏の無理が冬の不調につながるメカニズムと、エステサロンでできる対策について解説する特別コラムをお届けします。

11月も目前、暦の上では冬支度の時期ですね。

「毎年この時期になると、なんだか風邪を引きやすい」「疲れが抜けない」「気分が晴れない」といった体調不良に悩まされる方はいませんか?実は、その不調の原因は「夏の疲れ」が秋・冬に持ち越されているからかもしれません。

夏の負担が冬に出やすい科学的な理由

夏の厳しい環境で溜まった疲労は、体の奥にある「自律神経」に大きな負担をかけます。

自律神経は、体温調節、心臓の動き、消化、そして免疫機能**など、生命活動のほぼ全てをコントロールする司令塔です。

夏に自律神経が消耗すると、本来、季節の変わり目にスムーズに行われるはずの「冬への体調調整」が滞り、免疫力や回復力の低下となって現れるんです。医学的には「冬バテ」とも呼ばれる状態なの。

理由1:過度な「寒暖差」による自律神経の消耗

夏は、うだるような屋外の暑さと、冷房で冷え切った室内の**激しい寒暖差(一般的に7℃以上)**に頻繁にさらされます。

これは、体温を一定に保とうと自律神経が過剰に働き続ける状態を招き、大きなエネルギーを消耗させるんです。

理由2:夏の生活リズムの乱れと「脳疲労」

夏のイベントや夜更かし、寝苦しさによる睡眠の質の低下は、自律神経のリズムを乱します。

自律神経を司る脳の司令塔(視床下部など)が疲弊する、いわゆる「脳疲労」が蓄積すると、ホルモンバランスや免疫機能の調整がうまくいかなくなるんです!

睡眠不足は特に、体をリラックスさせる副交感神経のレベルを低下させ、疲労回復を妨げます。

理由3:秋から冬にかけての「免疫力の低下」リスク

夏の疲労が蓄積した状態で秋を迎え、気温が低下し始めると、体は体温を保つためにさらにエネルギーを使います。

 * 体温維持のためのエネルギー消費:寒さから体を守るため、自律神経(交感神経)が働き、熱を生み出すために多くのエネルギーを消費します。

 * 免疫力の低下:夏に消耗した自律神経は、免疫システムにも関わっているため、バランスが乱れると免疫力が低下し、結果として冬に風邪などの感染症にかかりやすくなります。

この時期に「なんだかだるい」「風邪を引きやすい」と感じるのは、自律神経の乱れと免疫力の低下がピークに達しているサインなのです。

冬の不調を乗り越えるためのヒント

ここからは、宙からアドバイスだよ。

夏の自律神経の疲れって、知らないうちにたまってるから、冬を迎える前にリセットするのがすっごく大事なんだ。

  • 温冷浴や温かいお風呂でゆっくり体をほぐす ぬるめのお湯に浸かると、副交感神経が働いてリラックスできるんだ。血のめぐりもよくなるから、体がほぐれる感じがわかると思う。
  • ハーブティーや温かい飲み物で体の内側から温める 生姜やシナモンみたいな、体をぽかぽかにしてくれるものを取り入れるといいよ。体温を保つためのエネルギーの消耗も減らせるんだ。
  • 軽いストレッチや深呼吸で血流と呼吸を整える 寝る前にちょっと体を伸ばしたり、腹式呼吸をしてみて。筋肉がほぐれて、自律神経のバランスも整いやすくなるんだよね。
  • 自分をいたわる時間を意識して作る ストレスって、自律神経にめちゃくちゃ影響するの。アロマを焚いたり、本を読んだり、ゆったりできる時間をちゃんと作ろうね。

🌿 それからね、サロンでのケアもすごくおすすめ^ ^

皮膚って自律神経とすごく関わってるから、温かい手技やアロマを使ったトリートメントでリラックスすると、副交感神経が優位になって、体がぐっと休まるんだ。

血流もよくなるし、体にたまった老廃物も流れやすくなるから、夏に溜まった疲れも回復しやすくなるんだよね。

だから、本格的な冬を迎える前に、一度体を整えに来てね!

心も体もぽかぽかに温めて、免疫力を高めながら冬の準備を一緒に始めましょ🌿

今回はストーリーお休みでコラムをお届けしました。次の更新は11月初旬です。次回もお楽しみに・・・

関連記事

PAGE TOP